プロレス撮影 体育館2階席の撮影例

撮影データ//

大田区総合体育館 スターダム

席の位置によるロープの見え方

←北側・南側➔

撮影は体育館のスタンドB(スタンドB)は広報カメラが三脚で設置
D席は販売していない可能性があり、I席は販売なし。
最前列でもリング手前まで4mほどあり、小規模会場よりも遠い

その他の席の見え方

2階北東斜め・ひな壇からの見え方

Dエリアは遠いが、リングパフォーマンスが撮り易い。
しかし販売されていない可能性があり、当日券受付で確認する必要がある。
(チケットぴあでは確認できた事がない。)

縦位置トリミングなし
横位置 トリミングなし

400mmだと画角からはみ出る事が多かったので、プロレスの知識が少ない場合は300mmの方が撮影しやすいと思います。

撮影場所はスタンドB中間で後楽園ホール最後列より少し高い位置から。
距離も遠いので300mmF2.8以上のレンズが理想です。(今回は400mmを使用)
比較的安価なレンズでは旧型の200mm F2.8をAPS-Cで使ってもよいと思います。

入退場時

リング上 パフォーマンス
選手は報道カメラのある北向きに立ちます。
北寄りでないと選手のパフォーマンスによっては横顔も撮れない場合が多い。
●表情のクローズアップはシャッタースピードを1/500秒
全身ならシャッタースピードを1/350秒前後

試合中

スープレックスは顔が見える角度で撮れる場合がある。
ダイビング系は必ず顔が下向き
低位置はロープが映ります。
場外では感度を2段程度上げる。

露出設定

●露出・ヒストグラム
白いリングの場合は白飛び寸前くらいを目安にする。
右の山を右端達する寸前にする。

リングが白い場合のヒストグラム

左端の山は背景の暗部、小さい山(リング床の白地部分)が右寄りになるように設定。
白いリング床面だけが適正露出となっていると人物は暗すぎます、
右端まで達した場合はリング床面が白飛びしてます。
RGBのヒストグラムなら白いリングの山のRGBを重ねる事でホワイトバランスも適正に近くなります。

シャッタースピード
入場など=1/500(1/250だと被写体ぶれしやすい)
試合中=1/1000
あまり拡大しないなら1/750でもいい。

ISO 目安
絞りF2.8で 1600(会場の照明設備による)
リング場外では2段程度上げる

カメラ設定

●構図
換算300mm以上の画角では通常は横位置、ポール付近にきたらダイビング系の技の確率が高いのでとりあえず縦位置に切り替えます。

●カメラ
一眼レフの方が動体撮影に適していますが、観客席からの撮影なので連射を多用する場合は静かなミラーレスカメラをお勧めします。

●追尾
ミラーレスカメラでは一眼レフよりもタイムラグが多く発生します。シャッターを切った時にEVF上で一瞬止まっている映像は実際に撮れた映像ではないようです。(Nikon Z6)

●手振れ補正
連射時にEVF像がカクカクして画角からすぐにはみ出る場合は、手振れ補正の設定を見直して下さい。
手振れ補正のスポーツ対応モードなどでも撮れない時はOFFにして撮影してみて下さい。

回転式三脚座付属のレンズの場合は一脚を使用できます。
(周囲の妨げにならないように低めに構える)

●フードについて
照明条件から遮光は必要ありません。
それよりも前方や後方の観客の接触や視界妨げになるデメリットがあります。
短いラバーフードであれば接触事故対策に付けておきたいです。

プロレス会場別の露出

シャッタースピード1/1000時

↓会場ISOコメント
品川インターシティ
ホール(平席)
800明るい
後楽園ホール1100ロープ付近は
1.5段ほど暗い
横浜武道館1600ロープ付近は
1段ほど暗い
両国国技館1600~
2200
明るめ
大田区立総合体2200明るめ
横浜ラジアント
ホール(平席)
2200?明るめらしい
近距離
立川ステージガーデン3200照明が派手
代々木第二体3200普通
新宿FACE3200ロープ付近は
1.5段ほど暗い
成美グリーンホール12800暗い
両国KFCホール12800?暗いらしい
大手町三井ホール12800?かなり暗いらしい
絞りF2.8シャッタースピード1/1000秒

等倍までトリミングする場合はノイズも拡大してしまうためISO2200以下なら高画質と感じましたが、4500でも許容範囲です。(Nikon Z6)
両国KFCは未検証ですが、結構暗いという情報なので、最前列席でF1.4~F2の単焦点レンズか、後方から入場パフォーマンスを1/250で撮るようにすると良いかもしれません。

その他

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