人物記念撮影の露出設定

撮影データ

解説はカメラを使用している方向けの内容となっています。
また、画像はサンプルです。

①シャッタースピードの違い

最初にシャッタースピードの違いによる被写体ブレの度合いを確認します。
画像選択で拡大表示して下さい。

シーンシャッタースピードと説明
1/1000 宙返り1/1000秒
スポーツ・運動会・体育祭
人間の早い動きを止める。
1/750秒 あまり使用しない
スポーツでも顔や胴体はブレない事がある。
残像感(躍動感)を表現。
1/400秒~1/500秒 屋外
生活程度の動作の人物撮影では確実性が高い。
ハイスピードシンクロでストロボ発光可能だがストロボへの負担は多め。
一部のカメラは1/400秒以上でも通常のストロボ同調可能。
1/180秒~1/250秒 式典・旅行・室内
通常発光のストロボ同調が可能。ゆっくりな歩行程度の動作を大体止めれるが、わずかにブレる事もよくある。
両国国技館の美威獅鬼軍集結1/125秒 集合写真
被写体ブレしやすい。
室内で合図をして複数人を撮る場合には使用。
これより遅いと1人だけブレるリスクが高まる。
中国雑技芸術団 105mm f/2.8 1/60sec ISO-50 NIKON Z 61/60秒 使用しない
意図的な残像表現に使用
人物が動けばブレる。

※ストロボ同調速度は機種により1/180秒~1/400秒
レンズシャッター搭載の富士フィルムX100シリーズなどは全速同調

②許容ISO感度

以下は約4倍にトリミングして拡大した画像ですが、ピントが合っていればISO6400でも高画質と言えると思います。

・明るさはISO感度で調整する。
・作品撮りではないので高感度ノイズは気にし過ぎない。

③パンフォーカスの被写界深度を得る

パンフォーカス=画面全てにピントを合っているように見える事。

複数人にピントを合わせたり、旅行先で風景が大切な場合に使用します。
また、撮られる事やポーズが苦手な子供に対してはカメラを構えないで自然体を撮る事も出来ます。

ズームレンズは被写界深度目盛りが無いので、以下の表から撮影距離と設定をあらかじめ確認しておきましょう。

※表はデジタル画像基準の目安です。
ライカ判フィルム撮影の方が許容錯乱円は大きいとされるため絞りを一段開きます。

被写体
距離↓
フルサイズ
領域
APS-C
領域
μフォーサーズ
領域
1m24mm F3216mm F2212mm F16
1.5m24mm F2216mm F1612mm F11
2m24mm F1616mm F1112mm F8
3m35mm F22
(28mm F16)
24mmF1118mm F8
4m35mm F16
(28mm F11)
24mm F818mm F5.6
6m35mm F11
(28mm F8)
24mm F5.618mm F4
8m35mm F8
(28mm F5.6)
24mm F418mm F2.8
フルサイズの許容錯乱円が0.02mmの場合

広角域の焦点距離で画角が同じ場合
被写界深度はセンサーサイズが異なると絞り1段分変化程度する。

※アオリレンズ(Tilt)は除く。

要点

・被写体ブレを抑える
・明るさはISO感度調節
・焦点距離18mm以下の被写界深度は非常に深い
・フルサイズ機の場合、出力サイズ(納品)に応じてISO12800以上も使用する。

参考 露出値

シーンSS 1/250SS 1/1000
屋外晴天F16 ISO400F11 ISO800
屋外曇りF16 ISO1600F8 ISO1600
学校体育館F5.6 ISO6400F2.8 ISO6400
スポーツ施設館内F2.8 ISO3200
ミュージアム館内
(近距離)
F5.6 ISO3200

ストロボ発光は補助的に使用し、天井や壁がある場合はそちらに向ける(バウンス)

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